cancer [写真 デジタル 加工]
人間にとってデジタルは、心を蝕む癌のようなものなのかもしれない。
本当はこんな事、ネットワークを通じて発信すべきではないのかもしれない。
気分が落ち込むと思いますので、読みたくない方はここまでにして下さい。
これは、私が見てしまった非常に悲しい出来事です。
7月1日正午まえ、私は通勤の為、いつもの電車に乗っていました
とある駅のホームに入線途中で、急停車するとのアナウンス、乱暴に停車した車内は静まり返ります
数分後、この電車で人身事故が発生したとのアナウンスがあり、ケガ人の救護活動が終了しないと
電車は動かせないとの説明。
途方にくれた私が、窓から外を見ると、騒然とするホームに続々と人が集まっていました
その集団の数人が、携帯で現場の写真を撮っていたのが目に入ったのです。
違和感と嫌悪感を感じながら目を逸らすと、目線の先には、笑いながら現場の状況を
電話で説明している人や、同じように携帯で写真を撮っている大勢の人たちが・・・。
秋葉原の事件の時も、同じように野次馬が、携帯で写真を撮っていたと聞いた事がありましたが
まさか本当にこんな非常識な人間がいるなんて
目の前で起こっている、ふざけた現実を理解出来ずに、放心していると、向かいのホームに滑り込む電車。
重い足取りで乗換えを済ませ、その場を立ち去りましたが、
悲しさと絶望感に呑み込まれそうになりながら、半日を過ごす事になりました。
非常に悲しい事ですが、これがデジタル世代の日本の状態のようです・・・・
彼らにとって、他人の不幸や、人の命に関わる事ですら、刺激的なネタでしかないのでしょう
どうやらこの国は、大切な時期に、本当に大切なものを間違えてしまったみたいですね。
このまま行くと、デジタルの行き着く先は、明るい未来では無いように思います。
駄文長文失礼いたしました、暗い話でごめんなさい。
*今回はコメント欄は承認後表示にして開けておきます、
私がコメントを読んだ後も承認はせず表示させません、よかったらみなさんの意見を聞かせてください。
タグ:心に広がるデジタルの癌 他人事
最後まで読んで頂いた皆様、niceを押して頂いた皆様、
コメントを書き込んで頂いた沢山の皆様に、心より感謝いたします。
趣味とはいえ、写真に携わる者として、今回の件は深く心に突き刺さりました。
日本中が、そして世界が、皆様のような心を持っていてくれたら、
もっと素晴らしい世の中になるのにな・・・。
私に、何が出来るかわかりませんが、この世の中が少しでも良くなるように
考えながら、精一杯生きる事をここに誓います。
皆様、本当にありがとうございました。
by reorio (2011-07-03 14:15)